A加工食品・保存食品を作ってみよう

〜昔ながらの日本の食品〜

私たちの食卓に欠かせない、昔ながらの食品を紹介するわ。
ぜひチャレンジしてみて。
作り方を見るときは写真をクリックしましょう。

しくみ・チャレンジ度 歴史(れきし) うんちく

食品の種類

歴史(れきし)

 

穀物(こくもつ)を塩漬けにし、発酵(はっこう)させたものがみそのはじまりです。弥生時代には作られていたと言われています。

奈良時代には、豆の粒が残っていますがみそと言えるようなものが作られていました。

室町時代に各地でご当地のみそが発達し、保存食として広まりました。

戦国時代には武将(ぶしょう)が持ち歩く食べ物として、大切な栄養源となっていました。

保存食だったものが、調味料として使われるようになったのは江戸時代です。

 

梅は中国が原産の植物です。中国では紀元前200年ごろには梅干しを作っていて、熱を下げる、腸を消毒するなどの漢方薬として食べられていました。

奈良時代に、梅のくん製が薬として中国から伝わりました。奈良の大仏には、金属の加工に梅干しが使われました。

平安時代には、薬として使われるようになりました。

戦国時代には、傷の消毒、食中毒の防止、伝染病(でんせんびょう)の防止として欠かせない食品でした。

江戸時代に一般に広く食べられるようになり、いろんな品種の梅で、ちがった梅干しが作られるようになりました。

 

大豆と、稲作で出るわらがあった弥生時代ごろには、食べられていたのではないかと考えられています。

平安時代には書物に「納豆」と記されいました。

戦国時代には武将(ぶしょう)のたんぱく源となっていました。

江戸時代には納豆売りが朝、納豆を売り歩くほど、よく食べられるようになっていました。

納豆は東日本でよく食べられていましたが、最近は健康に良いという研究が進み全国で食べられます。
だれもが食べられるように、においをおさえた納豆などが作られています。

 

もみすりは時間がかかり、ていねいにしないと米が割れてしまうので、機械のない昔は大変な作業でした。

白米は手間がかかり、身分の高い人だけが食べられる高級な食材でしたが、江戸時代になると普通の人も米と麦の混ざったご飯を食べられるようになりました。

昭和のはじめに、機械式もみすり機が開発されて作業がたいへん楽になりました。