苗ポットに発芽用の土を入れ、しめらせます。
種を2、3粒ずつまき、軽く土をかぶせてます。
きりふきを使ってやさしく水をかけます。
新聞紙でおおい、芽がでるまで毎日、土と新聞紙をしめらせます。

⇒『種まき』を見る

芽が出てきたら、新聞紙をとって、太陽にたっぷりあてます。
まだ小さいので、水やりはきりふきのままです。

小さく弱い芽を間引き、ポットに1つの芽だけが残るようにして大きくします。

だいぶ成長してきました。
本葉が4〜6枚くらい出てきたら、プランターに植えかえます。
プランターに元肥と土を入れて、しっかりしめらせます。
苗ポットからやさしく苗を取り出し、植えつけます。
苗は伸びていますが、弱く折れやすいので注意します。

⇒『土作り』を見る

⇒『植え込み』を見る

たっぷり水をやります。
キュウリはどんどん伸びていくので、植え込みのときに支柱を立てて支えてやりましょう。
ひもを8の字にかけて、支柱にくくりつけていきます。

朝と夕方に水やりをして育てます。
乾燥を防ぐために、しきわらをしきます。
よく水切れになるので、自動給水器や水差しを取り付けた方がよいでしょう。

上に大きく伸びていきます。
子づるもたくさんでてきました。

このころになると、つぼみがつきはじめます。
キュウリは、おしべとめしべが別の花につきます。
花がたくさんつきはじめると、実をつけるために栄養が必要です。
週に1度、水やりのかわりに液肥を与えましょう。
固形の肥料なら、1カ月に1〜2度の割合で与えましょう。

軸のようなものの先に咲くのは雌花（めばな）、茎からすぐに花が咲くのは雄花（おばな）です。

1m以上に背が高くなると、作業がつらくなります。
自分の手が楽に届く高さで親づるの先を切り取って、それ以上伸びないようにします。
新しく葉が出てきている部分をもぎ取りましょう。

中心の茎の部分から、枝分かれして伸びるのが子づるです。
この子づるも、ほっておくと伸び続けます。
葉がしげりすぎて風通しが悪くなり、病気の原因になります。
また、実がたくさんついて重くなりすぎ、途中で折れたりプランターが転んだりします。
子づるも、大きな葉が2、3枚残るくらいのところで先をもぎ取ります。

キュウリネットを利用して、子づるを支えましょう。

花が終わって、雌花の下がふくらみます。
ほっておくと、すぐに巨大キュウリに育ちますので、収穫の時期をのがさないようにしましょう。
長さ20cm前後、太さ3cmくらいがいいでしょう。

中には花が咲いても、実にならずに枯れるものもあります。

曲がったものや形の悪いものも、おいしく食べられます。
健康に育ったキュウリは、虫を寄せつけないようにイボもしっかりしています。