〜もっとチャレンジする野菜作り(上級&冬野菜)〜
ニンジン(セリ科)
ニンジンは本当によく食べる野菜ね。
いつもはオレンジの根の部分だけが売られているけれど、ニンジンの葉にも栄養がいっぱいあるので食べてみましょう。
下にまっすぐ伸びてほしいので、はじめから深いプランターに種まきするのがコツよ。
30cm以上の深さのあるプランターを用意し、野菜栽培の土と元肥を入れて、しっかりしめらせます。
種をまく部分に、浅くすじをつけ、種をパラパラと入れていきます。
やさしく土をかぶせて、軽くおさえます。
あまり深くうめたり、ギュッと土をかためると芽が出にくくなります。
最後にきりふきで、水をかけます。
芽が出はじめたら、十分に日に当てます。
1日1回、たっぷり水やりをします。
芽が小さいうちは、水の勢いを弱くして、やさしく水やります。
弱く小さな芽は間引きます。
本葉が出てきて、ニンジンの葉らしくなってきました。
いつも食べているニンジンの大きさを想像して、土の中でぶつかりそうなくらい近い芽を間引きします。
きれいな葉が出そろってきました。
青虫がつくことがありますが、葉がフワフワとして見つけづらいです。
虫がいるところにはフンが落ちているので、フンを見たら、虫を発見するまでよく探しましょう。
葉が小さいうちは、虫よけカバーをしてもいいでしょう。
根が大きくなり始めたら追肥をします。
固形の肥料なら収穫までに1回程度、液肥なら10日に1度くらいの割合で与えます。
肥料を選ぶときは、実のなる野菜のグループと考えましょう。
土から見えている根が、直径4cmくらいになったら収穫です。
根の近くの葉をしっかり持って、引きぬきます。
ニンジン同士が成長して、ぶつかるほど近くになってしまったら、早いうちに間のニンジンを引きぬきます。
まわりに余裕のあったニンジンは大きく成長します。
となりのニンジンが近かったものは小さくなります。
葉もきれいなので食べましょう。
少しクセがあるので、ゴマ油で炒めるなどしっかりした味付けにするとおいしく食べられます。
土から出ている根は、太陽の光が当たって色が変わります。
成長して大きく見えてきたらまわりの土をよせてきて、かぶせましょう。