@野菜を栽培・収穫してみよう

〜もっとチャレンジする野菜作り(上級&冬野菜)〜

稲(イネ科)

みんなもおなじみのお米作り。
少しだけなら、田んぼでなくても、大きめのバケツや穴のないプランターを使って、栽培することができるのよ。
長い期間がかかるけれど、私たちの食生活に欠かせないお米を収穫できるわ。
ぜひチャレンジしてみましょう。

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稲
 

栽培時期

栽培時期

栽培手順

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1

発芽用のもみを用意します。
買ってくるか、農家さんに分けてもらいましょう。
玄米の中にもみが混ざっているときがありますが、これは発芽しないことがほとんどです。

 
 
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浅い容器にもみを入れて、ひたるくらいの水を入れます。日の当る所におきます。
水が減ってきたら足して、乾燥しないように気をつけます。

 
 
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3〜5日くらいで、もみから根が出てきます。

 
 
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まだ、そのままの状態でおいておくと、根のそばから芽が出てきます。

 
 
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やわらかくて目の細かい土か、発芽用の土を用意します。
十分しめらせて、根の出たもみをひとつずつ植えます。
いつもひたひたの水があるようにしておきます。

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10cmくらいに育つまで、水を切らさないように育てます。
この間に、田植えができるように、土作りをしておきます。
水田の土に近い、粘土質の土と肥料を混ぜます。穴のない深い容器に、15cm高さくらいに土を入れ、水も入れます。
5cmほど水がたまるようにしておきます。

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苗が10cmくらいになったら、水をたっぷり含ませ、根を傷つけないように取り出します。
2〜3本をひとかたまりにしておきます。
バケツなどで、1かたまりだけを植えるときは、5本程度にします。

 
 
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用意しておいたミニ水田に、ひとかたまりの苗を差し込むようにして植えていきます。
バケツなどは中央に植え、大きな箱の場合は、苗と苗の間を10cmほどあけます。
田植えをしたときは、頼りないですが、3日くらいでしっかり根付きます。
その間に激しい雨などが降るときは、雨や風のこないところによけておきます。

 
 
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長い時間日がよく当たり、風通しの良い場所を探して育てます。
水田と違って、バケツなどの箱で育てるときは、水がすぐに蒸発してしまいます。
いつも3cmくらいは水が入っているように、気をつけましょう。

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しばらくすると、根元から「分けつ」して増えていきます。

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どんどん成長します。
1カ月くらいで立派な稲になります。
気温が高いとたまった水の温度も上がり、お湯のようになります。
そうすると稲が弱るので、温度の高い水を捨てて、冷たい水を入れてあげます。
氷を入れてもいいでしょう。

 
 
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さらに1カ月ほどたつと、緑のかたい稲穂が出てきます。

 
 
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稲の花がいっせいに咲きはじめます。
この花は、数時間でしぼんでしまいます。

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稲穂がふくらみ、たれはじめます。
このころには、スズメや野鳥が稲穂をねらってよってきます。
早めにネットを張りめぐらせたり、鳥のこない場所にうつすようにしましょう。
お米の粒は、鳥の大好物です。
少しのすきまからもこわがらずに入ってきて、あっというまに食べつくしてしまうので、注意しましょう。

※鳥よけのために、ネットやかこいをします。
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稲穂が熟しはじめて、茶色くなってきます。
十分にふくらんで、茶色く熟したら、水をあたえるのをやめて、乾燥させます。

 
 
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このくらいになったら、稲刈りに入ります。
稲の根元を、はさみで切り取ります。

※少しだけ緑が残っています。

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稲刈りが終わったら、1週間ほど日に当てて乾燥させます。

 
 
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脱穀して「もみ」と「わら」にわけます。
わらは野菜栽培のしきわらに使いましょう。
すぐに食べないときは、「もみ」のまま、涼しいところに保存するとおいしいお米が食べられます。
「もみ」はもみすりをして、玄米にします。

※気候の変化や栄養不足で、中身のないもみもできます。
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