〜種からの野菜作り(中級)〜
コマツナ(アブラナ科)
コマツナは短い期間で成長し、たくさん収穫できるわよ。
真冬以外は栽培できるので、失敗しても何度もチャレンジできるわね。
たくさん芽が出てくるので、もったいないと思わず間引きするのがポイントよ。
虫がつくけれど、少しは食べさせてあげるつもりで栽培しましょう。
芽が出るまでは、乾燥をふせぐために、ぬれた新聞紙で上をおおっておきましょう。
激しい雨も防いでくれます。
水やりは、芽が出てしっかりするまで、きりふきを使います。
新聞紙をめくって、毎日やりましょう。
3〜5日ほどで芽が出はじめます。
まだ小さいので、水やりはきりふきのままです。
ほとんど発芽して、本葉が1、2枚になったら、元気のない芽や、まとまってはえてきた部分のベビーコマツナをぬきます。(間引き@)
間引きしたベビーコマツナは、かいわれ菜として食べましょう。
さらに5日ほどで、本葉が5枚くらいになります。
ここで、苗と苗の間が5cmくらいになるように、あいだにはえている分を思い切ってぬきます。(間引きA)
水やりは弱い苗がたおれないように、低い位置からそっとしましょう。
1日1回でいいですが、真夏にぐったりするようなら朝晩の涼しい時に2回やりましょう。
食べる部分がなくならないよう、毎日、虫たいじをします。
ピンセットを使うと便利です。
1か月ほどで、モリモリと大きくなっていきます。
虫がつくので、肥料はほどほどにやります。
葉がしげってくるので、液肥の方が全体に栄養をやりやすいでしょう。
液肥を与えるときは、1週間おきに水やりの代わりに与えます。
このくらいになったら収穫です。
あまり大きくないうちに収穫した方が、やわらかくておいしいものを食べることができます。
根元をはさみで切ります。