〜もっとチャレンジする野菜作り(上級&冬野菜)〜
イチゴ(バラ科)
イチゴが自分で作れたら、こんな良いことはないわね。
でも栽培するのはちょっと難しいわよ。
秋から来年の春までと栽培期間も長いけれど、ポイントをしっかり守ってチャレンジしてみて。
宝交早生(ほうこうわせ)という品種が育てやすいわ。
イチゴ用の土を使うのがおすすめです。
鉢底石を入れたプランターに土を入れて、植えつけの準備をします。
冬をこす間は成長がとまるので、肥料が多いと逆に肥料にやられてしまいします。
元肥はごく少なくします。
苗の中心を「クラウン」といいます。
植えつけるときに、ここをうめてしまうと、育ちません。
浅めに植えて、クラウンに土をかけないように気をつけましょう。
植えつける前に、苗にたっぷり水をやっておきましょう。
1日1回水やりをして育てます。
寒くなるにつれて、元気がなくなり、かれる葉も出てきます。
心配になりますが、根は生きているので大事に育てます。
早春、苗がふたたび成長をはじめます。
中心部分から新しい葉が出てきました。
まわりの枯れた葉をきれいに取りのぞきましょう。
そのままおいておくと、病気の原因になります。
2月の終わりから3月のはじめに、肥料をやりましょう。
このころ、土の温度を上げると、ふたたび成長を始めます。
保温カバーや土カバー、しきわらをしましょう。
畑では株の部分に穴をあけた黒いビニールをかぶせます。
これをマルチングと言います。
成長をはじめ、花が咲きだします。
品種によって、白やピンクの花があります。
たくさん花がつきだしたら、2回目の肥料をやります。
液肥にしてもいいでしょう。
花が終わると、中心がふくれてきます。
きれいな形にしたいときは、やわらかいブラシでなでてやります。
おしべの花粉をめしべにまんべんなくつけることができます。
成長が盛んになると、ランナーというつるがのびてきます。
その先には、子株がついています。
実を収穫するまでは、栄養を取られないように根元から切ります。
収穫が終わって来年の株を残したいときは、ランナーの先の子株をポットに飛ばして植えます。
根が出たら、肥料をやりながら秋の植え込みまでポットで育てます。
イチゴの形になっていますが、まだ青くてかたいです。
赤くなって熟してくるまでるまでもう少し待ちます。
収穫するときは、くきの部分を切ります。
実が熟しはじめると、鳥やナメクジなどの害虫がやってきます。
せっかくの実を食べられないように、ネットをしたり、台の上に置くなどして防ぎましょう。