@野菜を栽培・収穫してみよう

〜もっとチャレンジする野菜作り(上級&冬野菜)〜

イチゴ(バラ科)

イチゴが自分で作れたら、こんな良いことはないわね。
でも栽培するのはちょっと難しいわよ。
秋から来年の春までと栽培期間も長いけれど、ポイントをしっかり守ってチャレンジしてみて。
宝交早生(ほうこうわせ)という品種が育てやすいわ。

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イチゴ
 

栽培時期

栽培時期

栽培手順

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1

イチゴ用の土を使うのがおすすめです。
鉢底石を入れたプランターに土を入れて、植えつけの準備をします。
冬をこす間は成長がとまるので、肥料が多いと逆に肥料にやられてしまいします。
元肥はごく少なくします。

 
 
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苗の中心を「クラウン」といいます。
植えつけるときに、ここをうめてしまうと、育ちません。
浅めに植えて、クラウンに土をかけないように気をつけましょう。

 
 
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3

植えつける前に、苗にたっぷり水をやっておきましょう。

 
 
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1日1回水やりをして育てます。
寒くなるにつれて、元気がなくなり、かれる葉も出てきます。
心配になりますが、根は生きているので大事に育てます。

 
 
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5

早春、苗がふたたび成長をはじめます。
中心部分から新しい葉が出てきました。
まわりの枯れた葉をきれいに取りのぞきましょう。
そのままおいておくと、病気の原因になります。

 
 
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2月の終わりから3月のはじめに、肥料をやりましょう。

 
 
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7

このころ、土の温度を上げると、ふたたび成長を始めます。
保温カバーや土カバー、しきわらをしましょう。
畑では株の部分に穴をあけた黒いビニールをかぶせます。
これをマルチングと言います。

 
 
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8

成長をはじめ、花が咲きだします。
品種によって、白やピンクの花があります。

 
 
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9

たくさん花がつきだしたら、2回目の肥料をやります。
液肥にしてもいいでしょう。

 
 
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10

花が終わると、中心がふくれてきます。
きれいな形にしたいときは、やわらかいブラシでなでてやります。
おしべの花粉をめしべにまんべんなくつけることができます。

 
 
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成長が盛んになると、ランナーというつるがのびてきます。
その先には、子株がついています。
実を収穫するまでは、栄養を取られないように根元から切ります。
収穫が終わって来年の株を残したいときは、ランナーの先の子株をポットに飛ばして植えます。
根が出たら、肥料をやりながら秋の植え込みまでポットで育てます。

 
 
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イチゴの形になっていますが、まだ青くてかたいです。
赤くなって熟してくるまでるまでもう少し待ちます。
収穫するときは、くきの部分を切ります。

 
 
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実が熟しはじめると、鳥やナメクジなどの害虫がやってきます。
せっかくの実を食べられないように、ネットをしたり、台の上に置くなどして防ぎましょう。