
【 2. お米の今昔クイズ 】 Q7:
●水田の役割
水田は稲を育てるだけでなく、自然の規則的なサイクルを守ったり、自然災害を防ぐ働きがあります。
日本は7割が山で、梅雨や台風など雨も多く降ります。
傾斜地では、洪水や土砂崩れが起きやすいのですが、 このとき水田は天然のダムとなって水害を防ぎます。
水田は稲を成長させるため、水と養分が水田の外に流れ出るのを防ぐように作られています。
この構造が、急な増水のときにダムの役割をすることになって、ゆっくりと川や地下に水を流すのです。
また、水田の土が流されてしまうのも防ぎます。

水田の断面図
水田の水は約半分が川へ、残り半分は地下水になり日本の水資源を守ります。地下水は地盤沈下を防ぎます。
稲の光合成でたくさんの酸素が作られ、水が蒸発して気温の上昇を防ぎ、蒸発した水が今度は雨を降らせます。
水田が減ってきた今、これらの機能も十分に働かなくなっています。
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ゴーゴー!インタビュー《稲作農家@》